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「方丈記」 3メートル四方のすみかの意味
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし 「方丈記」の冒頭は暗記していたけど、これにつづく一節が 世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし だと... -
若冲の五百羅漢は縄文系?
岡本太郎が縄文を「発見」したのと同様、辻惟雄は、伊藤若冲や長沢蘆雪を「発見」した。辻が1968年に「美術手帖」で紹介した当時、若冲らは「傍流」「異端」とされ、国内では評価されず、多くの作品が海外に流出していた。 若冲は、古画の模写ばか... -
ディープ大阪ツアー 釜ヶ崎・飛田・新世界
大阪観光といえば、大坂城やUSJが定番だけど、私が知人をよく案内するのは「ディープ大阪」です。30年前から歩いているけど、時代とともに様変わりしてきたので、備忘録がわりに記録しておきます。 JR環状線の新今宮駅に集合し、まずは日本最大... -
谷崎潤一郞記念館特別展「潤一郎、終活する~文豪谷崎 死への挑戦~」
無類の女好きだった谷崎がどんな「終活」をしたのか興味があって、芦屋市の谷崎潤一郞記念館を20年ぶりにたずねた。 谷崎は1915年、30歳で千代子と結婚して娘・鮎子が生まれた。だが、良妻賢母の妻とはあわず、奔放な妻の妹のせい子にいれあげ... -
日本人の死生観Ⅰ 霊性の思想史<鎌田東二>
■作品社250330 日本の宗教は多神教文化で、その根幹には神々の融合や統合がある。大国主神が古事記で5つの名をもち、日本書紀で7つの名をもつのはそのためだ。 4つのプレートと寒流・暖流がぶつかりあう複雑な自然が、異質な他者を結びつける多様な... -
鴨族と水平社の発祥地へ2502
奈良盆地には出雲系古代人がかかわる神社や旧跡が多い。盆地の東側の三輪大社やダンノダイラを訪ねたから、西側の金剛山・葛城山のふもとを訪ねることにした。 https://youtu.be/omAiwzvSAhs 縄文からつながる鴨族の拠点 盆地の底から金剛山の中腹に近... -
奈良に残る出雲人の足跡 ダンノダイラの磐座
出雲の野見宿禰(のみのすくね)は垂仁天皇の前で当麻蹴速(たいまのけはや)とたたかい、蹶速の腰を踏み砕いて勝利したため「相撲の開祖」とされている。また彼は、生贄のかわりに埴輪を考案し、土師部の始祖となったという。 奈良県桜井市には、史上... -
「水の心」大重潤一郞監督
1991年につくられた27分の短編。もとは宗教団体の依頼で撮影したものだという。 ヒマラヤの氷の峰から生まれる1滴の水がすこしずつ集まり、冷たい渓流となり、大河へとそだつ。インドの川では水を浴びて祈り、バリの棚田でも水の女神にたいして... -
安治川トンネルと路地裏の本屋さん
https://youtu.be/xthpWvgYx3s 大阪の西九条近くにあるレトロな海底トンネルと、路地裏の隠れ家のような書店をめぐりました。 -
ボヘミアンのモロコとりツアー
https://youtu.be/Utoxz39Gq-g ボヘミアン1の釣名人ミズコの案内で、琵琶湖の春の味覚モロコをとりにいった。