01旅行記– category –
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01旅行記
陰陽師の里 名田庄・納田終
陰陽師・安倍晴明(921~1005)は、藤原道長や紫式部、清少納言と同時代に生きた。小説や漫画では、鬼と対決し、式神をあやつり、怨霊を調伏する超能力者としてえがかれる。実際の陰陽師は、古代から明治にいたるまで、国家や個人の命運や吉凶を... -
01旅行記
水月湖 7万年のタイムマシーン 地球の荒々しさと文明のもろさ
手前が水月湖、奥が三方湖=2014年10月 福井県三方町(2005年から若狭町)の鳥浜貝塚は縄文の歴史をぬりかえたが、その発掘が世界の歴史をぬりかえる「年縞」の発見につながった。湖底に保存された7万年分の縞模様の泥の層を分析すると、気候の変化... -
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縄文は平和とアートと共生の時代 三方縄文博物館
福井県三方町(現在は若狭町)の若狭三方縄文博物館をはじめてたずねたのは2014年のことだった。能登半島の輪島から、北陸の海沿いをすべて自転車でたどる連載の取材だった。静かな三方湖のほとりの博物館は前方後円墳に似ているが、縄文だから古墳... -
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谷根千散歩 鴎外と東洋文庫
文豪もそぞろ歩き 作家の森まゆみさんが「谷根千」と名づけて有名になった谷中・根津・千駄木は2016年の大晦日に歩いた。 日暮里駅からマンション建設で富士山が見えなくなった富士見坂をたどり、年越しソバのため行列ができた天ぷら屋などをのぞ... -
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和気清麻呂 土木と都市計画のテクノクラート
教科書に登場する和気清麻呂は、忠誠心だけのおもしろみのない人物だった。 平城京で女帝・称徳天皇の寵愛をうけた僧の道鏡が、豊前国(大分県)の宇佐八幡宮で「道鏡を天皇にせよ」という神のお告げがあったと言って皇位につこうとした。それを確認す... -
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空海が星を降らせた獅子窟寺
平安時代の弘仁年間(810~824)、大阪府交野市の山中で弘法大師が秘法を唱えると、七曜の星(北斗七星)が、現在の星田妙見宮など3カ所に落ちたという。実際、弘仁7(816)年には隕石が落下した記録があり、日本の隕石落下の記録で2番目に古い... -
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神武に徹底抗戦した英雄ゆかりの地
九州から攻めてきたイワレヒコ(神武天皇)は大和をめざして大坂に上陸するが、生駒山地を根城とする長髄彦(ナガスネヒコ)に撃退され、兄のヒコイツセ(彦五瀬命)が重傷を負い、その後死亡する。 神武の軍は熊野へ迂回して今度は南から大和にむかう... -
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火防の秋葉神社 実は火事で焼けていた
2年前におとずれた飛騨高山には、秋葉神をまつる祠があちこちにあった。高山は江戸時代、何度も大火にみまわれたたため、「火伏せの神」である秋葉信仰がひろがった。東京の秋葉原は、火災多発をうけて明治期に秋葉大権現をまつる「秋葉神社」がつくら... -
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大井川2025㊦茶の聖地の「天狗むら」
正面の山のふもとが観天寺 大井川沿いは日本一の高級煎茶の産地だ。なかでも旧中川根町(川根本町)の藤川地区は全国茶品評会で「農林大臣賞」などの賞を総なめにして、全国から視察があいつぎ、そのプライドの高さから「天狗むら」とよばれた。 昨年(... -
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大井川2025㊥河原砂漠と「水返せ運動」
「越すに越されぬ」というほどの水量を誇った大井川は今、広大な河川敷の大半は白い土砂におおわれ、細い筋の水がちょろちょろと流れているにすぎない。 大井川の本流は実は川ではなく、導水管になってしまったからだ。 ダム群が水を収奪 2024年 延長1...