この町に住んでみた– category –
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この町に住んでみた
無言館 戦没した美学生の絵がしめす「希望」
飛騨高山を後にして、東にむかった。別所温泉にむかう途中、「無言館」をみつけた。あっ、こんなところにあったんだ……。 木立のなかにコンクリートうちっぱなしの建物がたっている。正面の小さな扉をはいると、なかは十字型になっており、ひんやりとし... -
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飛騨高山に1週間住んでみた⑥酒蔵めぐり
高山市は平成の合併で2005年に周辺9町村と合併して日本一ひろい市となった。面積2177.61平方キロメートルは大阪府や香川県よりひろく、東京都に匹敵する。そこに8万4000人がすんでいる。 旧高山市の旧市街には酒蔵が7つもある。これほど酒蔵が密集する... -
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飛騨高山に1週間住んでみた⑤分水嶺の神はまつろわぬ山岳民族
下呂温泉と飛騨川 ゲロのバター、ゲロの牛乳…… 室町時代の禅僧・万里集九や江戸時代の儒学者・林羅山が、有馬と草津(群馬)とならんで「日本三名泉」とよんだ下呂温泉をたずねることにした。 ゲロという名の印象で、子どものころから興味があったが、町... -
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飛騨高山に1週間住んでみた④さるぼぼは古い都の習慣?
さるぼぼと身代わり申 高山はサルをかたどった布製の人形「さるぼぼ」だらけ。土産物屋には「さるぼぼ」グッズがならび、お堂にもつるされている。「ぼぼ」とは飛騨の方言で赤ん坊という意味らしい。 JR高山駅から徒歩5分の飛騨国分寺は、室町時代の本... -
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飛騨高山に1週間住んでみた③多彩な食文化を一覧できる朝市
カブや大根は焼畑の味 高山には宮川沿いと高山陣屋前の2カ所で、毎日「朝市」がひらかれる。 能登半島の輪島の朝市は海産物が豊富だが、高山の朝市は野菜や果物がたのしい。 宮川の朝市で最初に目にとびこんだのは、赤かぶや大根の漬物だ。土産物店で... -
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飛騨高山に1週間住んでみた②天平以来の匠の技
イタイイタイ病の神通川上流 JR高山駅から東へ600メートルあるくと南から北へ宮川がながれている。 この川をくだると神通川になって富山湾にそそぐ。神岡鉱山(2001年採掘中止)で亜鉛を採掘する際にでるカドミウムをふくむ排水が下流の水田に蓄積し、... -
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飛騨高山に1週間住んでみた①ブランド牛と高山ラーメン
飛騨牛串焼きは超ミニサイズ なによりめだつのが「飛騨牛」の看板やのぼりだ。メニューをみると「ステーキ7000円」「すき焼きセット5000円」……。そんな店があっちもこっちも。いったいだれがたべるんだ? 居酒屋で飛騨牛串焼き(2本で800円)を注文して...
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