02ルポ– category –
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能登2011-24⑲間垣がまもる「奇跡のムラ」 上大沢と大沢(輪島市)
https://youtu.be/iY7_bWzGcYY 能登半島の外浦(日本海側)にかつて見られたニガタケの垣根「間垣」は、サッシの普及などで大半が姿を消した。だが「最後の秘境」とよばれた旧西保村(輪島市)の上大沢と大沢では今も独特の景観がのこる。なかでも、22... -
能登2011-24⑱集団避難のムラに「百姓」はのこった 輪島・南志見
https://youtu.be/2ibXf3xhSYs 御陣乗太鼓の里 御陣乗太鼓=2011年 輪島市街から東へ10キロあまりの南志見(なじみ)地区は1954年までは南志見村という独立村だった。「白米千枚田」や「御陣乗太鼓」で知られ、能登半島地震前は約700人がすんで... -
能登2011-24⑰日本一の海藻の里を襲った悲劇(珠洲市仁江町)
https://youtu.be/HZT5n6zunFE 能登では冬から春にかけて海藻が食卓をいろどる。その多様さは全国でも1、2位を争い、約30種類を食べている。山菜も約100種を口にする。魚介類にくらべべて地味なイメージだった里海と里山の「草」が健康ブームもあ... -
能登2011-24 避難所で痛感「能登はやさしや土までも」 藤平朝雄さん(輪島市町野町)
窓岩の窓がきえた 2014年の窓岩と藤平さん 輪島市町野町の曽々木海岸にすむ藤平朝雄さん(84)は、妻の友子さんと息子夫婦、孫の5人で2024年元日をむかえた。 毎年正月には、窓岩の目の前の海でとれたイワノリの雑煮をたべる。すまし汁の白い餅... -
能登2011-24⑮先端のムラ、在来大豆で元気に(珠洲市・横山)
https://youtu.be/qy0ZBOAn75w 能登半島の北端ではかつて「大浜大豆」という在来種の大豆が栽培されていた。冬場には豆乳を海水でかためて熱々の寄せ豆腐つくり、囲炉裏端ですすった。高度経済成長をへて姿を消したと思われたが、村おこしの一環で復活。... -
能登2011-24⑭水仙の咲く桃源郷・大西山(輪島市)
https://youtu.be/zlo1LB3x8GA 雪がところどころに残る田の畦で、水仙の葉が頭をもたげ、つぼみをふくらませている。人口わずか50人の輪島市・大西山には4月半ばになると、数万輪の花が咲きほこる。「能登の桃源郷」とよぶ人もいる水仙の里の歩みは30... -
能登2011~24⑬歴史をかきかえた網野善彦の原点「時国家」(輪島市町野町)
上時国家=2013年 下時国家=2011年 輪島市街から20キロ、能登半島の先端にむかった輪島市町野町の曽々木海岸は、板状の岩に直径2メートルの穴があいた奇岩「窓岩」で知られている。 曽々木は、能登で一番大きな河川である町野川の河口にあたり、かつ... -
能登2011~24⑫鋳物と左官の中居(穴水)
鏡のような海にカキ養殖の筏が浮かぶ中居湾(穴水町)をながめながら、高台の「さとりの道」を歩くと、わずか1キロほどの道沿いに9つの寺社があらわれた。海沿いの中居の集落には重厚な土蔵がいくつもならぶ。わずかな農地しかない集落に、多くの寺社... -
能登2011~24⑪里山の生業づくり ケロンの小さな村 孫とともに復興
先生がつくった小さな里山 能登町斉和地区 世界農業遺産(GIAHS)で評価された「里山」は手つかずの大自然ではない。人の手をくわえることでつくられた環境だ。能登町斉和地区に元高校教師が開いた「ケロンの小さな村」は、そんな里山の可能性をお... -
能登2011~24⑩里山の生業づくり ブルーベリーと夢一輪館
無農薬ブルーベリー「町の顔」に 夏、能登半島内陸部の旧柳田村(能登町)を走ると、あちこちの畑や民家の庭にブルーベリーがたわわにみのり、「道の駅」にはブルーベリーのアイスやワインがならぶ。健康ブームもあって無農薬のブルーベリーが評判をよび...