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01旅行記
水月湖 7万年のタイムマシーン 地球の荒々しさと文明のもろさ
手前が水月湖、奥が三方湖=2014年10月 福井県三方町(2005年から若狭町)の鳥浜貝塚は縄文の歴史をぬりかえたが、その発掘が世界の歴史をぬりかえる「年縞」の発見につながった。湖底に保存された7万年分の縞模様の泥の層を分析すると、気候の変化... -
02ルポ
縄文は平和とアートと共生の時代 三方縄文博物館
福井県三方町(現在は若狭町)の若狭三方縄文博物館をはじめてたずねたのは2014年のことだった。能登半島の輪島から、北陸の海沿いをすべて自転車でたどる連載の取材だった。静かな三方湖のほとりの博物館は前方後円墳に似ているが、縄文だから古墳... -
能登2011〜24
穴水・曽良の千手院で「左義長」復活
穴水町曽良の海臨山千手院で2月15日、初の「左義長」がもよおされた。 左義長とは、地域によってはどんど(とんど)焼きともよばれ、小正月を中心におこなわれることが多い。正月の門松やしめ縄、熊手、前の年にもらったお守りや古いお札などをもや... -
能登2011〜24
よそ者・若者・ばか者と「楽園」づくり 「金蔵学校」再始動
輪島市町野町の山あいにある金蔵集落はかつて「限界集落のトップランナー」と評されていた。2024年元日の能登半島地震後は、集落外に避難している人たちに情報をつたえる「金蔵新聞」を発行し、「集会所カフェ」を毎週ひらくなど、独自の活動を展開... -
能登2011〜24
重蔵神社 復興と防災といやしの拠点に
輪島の中心に鎮座する重蔵神社は2024年元日の能登半島地震で境内10の建物すべてが全壊した。だが地震の翌日から炊き出しをはじめ、被災者への支援物資の配布をつづける。2月3日には「豆まき」を例年どおりもよおして、地震後バラバラになってい... -
本と映画と博物館
南アルプス探検<杉山恵一>
私は1990年に新聞記者になり静岡支局に赴任した。 黒澤脩さんという静岡市の図書館長が黒俣という山の集落の古民家にすんでいて、不思議な人たちが毎月のように囲炉裏をかこんで酒を飲んでいた。 筆者の杉山さんは静岡大の教授で、黒俣の飲み会の... -
01旅行記
火防の秋葉神社 実は火事で焼けていた
2年前におとずれた飛騨高山には、秋葉神をまつる祠があちこちにあった。高山は江戸時代、何度も大火にみまわれたたため、「火伏せの神」である秋葉信仰がひろがった。東京の秋葉原は、火災多発をうけて明治期に秋葉大権現をまつる「秋葉神社」がつくら... -
01旅行記
大井川2025㊦茶の聖地の「天狗むら」
正面の山のふもとが観天寺 大井川沿いは日本一の高級煎茶の産地だ。なかでも旧中川根町(川根本町)の藤川地区は全国茶品評会で「農林大臣賞」などの賞を総なめにして、全国から視察があいつぎ、そのプライドの高さから「天狗むら」とよばれた。 昨年(... -
01旅行記
大井川2025㊥河原砂漠と「水返せ運動」
「越すに越されぬ」というほどの水量を誇った大井川は今、広大な河川敷の大半は白い土砂におおわれ、細い筋の水がちょろちょろと流れているにすぎない。 大井川の本流は実は川ではなく、導水管になってしまったからだ。 ダム群が水を収奪 2024年 延長1... -
01旅行記
大井川2025㊤「越すに越されぬ」架橋・渡船の禁止は軍事目的?
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」 橋もなく渡し船もない大井川は旧東海道の最大の難所とされていた。大井川のなにがどう難所だったのか、そもそもなぜ「徒渉し(かちわたし)」が明治になるまでつづいたのか。たしかめたくて「大井川川...