01旅行記– category –
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01旅行記
6つの墓がある田中正造は聖人? 義人? 戦後になって見えた実像とは?
ぼくが田中正造を知ったのは小学6年の国語教科書だった。 教育出版と光村図書が1977年に彼の伝記を採用したからだ。 教科書の田中正造は、被害民のために奔走し、死を覚悟して天皇に直訴した「悲劇の義人」だった。 6カ所に墓がある「聖人」 正造... -
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足尾銅山 鉱毒で消えた2つの村と田中正造のたたかい
はげ山のグランドキャニオン 足尾環境学習センター所蔵 中学生だった1980年ごろ、家族旅行で足尾町(栃木県日光市)をおとずれた。群馬県桐生市から渡良瀬川の谷をさかのぼると、樹木が1本もないはげ山がつらなっている。谷底の渓流はすきとおっているが... -
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高群逸枝はシャーマン、「森の家」は祭祀場
死を身近にかんじて巡礼した24歳の女教師 遍路無縁墓地=愛媛県今治市 2004年に四国の遍路道を歩きながら「娘巡礼記」を読んだ。 婚約者とほかの男性との三角関係になやむ熊本の24歳の女教師が、職をなげうって四国巡礼にでる。好奇の目にさらされ、観... -
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直島②信仰と民俗とアートが融合する「家プロジェクト」
崇徳上皇が「真島」を「直島」に改名? 「つつじ荘」の朝食は、名物のじゃこ飯とじゃこ出汁のうどん。野菜のかき揚げがおいしい。大雨がやまないから、もう一度寝床にはいった。 9時すると雨がやんだから徒歩30分の「本村(ほんむら)」まで歩くことに... -
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直島① 現代アートと安藤忠雄のコラボ
「瀬戸内」はシーボルトが「発明」 瀬戸大橋ができる前、岡山から宇野にでて、宇高連絡船の甲板でうどんを食べた。いまは瀬戸大橋ができて、宇野港へは茶屋町駅で乗りかえなければならない。 ローカル線なのに、外国人だらけ。そのほとんどが直島や豊島... -
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叡山のはじまりは巨大磐座 焼き討ち前の信仰示す千体地蔵
引退僧侶の里坊ならぶ門前町 京都の修学院離宮から比叡山にのぼり、滋賀県側の坂本におりる道は10回以上たどっているが、滋賀側の日吉大社などはほとんど見学したことがなかった。だが実は叡山信仰は京都側ではなく滋賀側にはじまり、日吉大社こそがその... -
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夕陽の沈む二上山は悲劇の皇子の怨念ただよう西方浄土
大阪と奈良の境にある二上山は、雄岳(517㍍)と雌岳(474㍍)がならぶ双耳峰だ。 飛鳥時代の藤原京(現在の橿原市)をはさんで真東には、神がやどる山として神聖視されてきた三輪山(標高467㍍)がそびえる。二上山から見ると、秋分と春分のときに三輪... -
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金星人が降臨した京の異界・鞍馬
遠野のカッパ淵【記事はこちら】をたずねたあと「遠野物語」を読みかえした。人々は河童や妖怪の存在を前提として生きていた。つまり河童は「存在」したのだ。「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」で内山節は、自然や神々、死者とつながる能... -
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喜多方の蔵とラーメンと素掘り水路+大内宿
蔵の町をまもった写真店主 2021年5月、二本松市の有機農家の取材のついでに36年ぶりに喜多方を訪ねた。 「あづま旅館」(素泊まり5500円)に荷をおろし、まちを歩くと、土蔵の多さにおどろく。 酒蔵はもちろん、新聞販売店も飲食店もふつうの店も土蔵... -
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三陸へ④日本一のサメとカジキ 奇跡の一本松
日本一サメやメカジキがあがる魚市場 JR気仙沼駅から徒歩15分ほどの中心街「魚町」は、ちらほらと居酒屋がある程度だが、海沿いの堤防上にはおしゃれなカフェやFMラジオの放送局がならんでいる。 漁港は、近海の小型漁船から遠洋に行く大型漁船までず...