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本と映画と博物館
日本人の魂の原郷 沖縄久高島<比嘉康雄>
■集英社新書 202310 久高島は、隆起珊瑚礁の小島で最高標高は17.1メートルしかない。畑地には石灰岩が露出し、農耕に適していない。水は、雨水をサンゴ石灰岩が吸収し、岩のあいだからしみでる水をためた井泉(西海岸沿いに9カ所、ほかに2カ所)をつかっ... -
04旅の料理
沖縄風テビチ汁 豚足は格安!
豚足110円! 沖縄で食べたテビチを再現できるかなあ。そもそも豚足を売ってるだろうかと、天満の肉屋「スエヒロ」に行くと、あったあった。豚の足がゴロゴロ。「110円」 そう高くない。1本400g超。5人で食べるから3本買うことに。「370円です」 えっ?... -
01旅行記
沖縄に広まる熊野信仰 ニライカナイと補陀落が共鳴
熊野は「死の国」、水葬の名残は今も 2015年から2年間、熊野の山と海を取材してまわった。熊野は出雲とならぶ「死の国」であり、明るく清浄だけど薄っぺらい伊勢とは正反対の存在感を感じた。 花の窟 イザナミの墓は、古事記では出雲と伯耆国の境の比... -
04旅の料理
三枚肉の下ゆでからラフテーとジューシー
沖縄の料理教室で教わったことの復習。 豚のバラ肉を下ゆでして、ゆで汁で炊き込みご飯をつくって、下ゆでした肉の大半はラフテーにして、残りはゴーヤチャンプルーなどに使う。 三枚肉(バラ肉)が抜群においしいから、この肉を使えばすべての料理が... -
01旅行記
信仰の島・久高島 白馬は岩礁を走り去った
久高島は20年ほど前、岡本太郎の「沖縄文化論 忘れられた日本」で知った。「後生(ぐそう)」と呼ばれる風葬の習慣が紹介され、海岸の洞窟に置かれた棺に横たわる白骨の描写が生々しかった。 12年に一度の午年の年、島で生まれた30歳(丑年)から41歳... -
01旅行記
久米島 朝貢貿易の中継点に独自文化 石材の島の知恵と技術
観光客のいない白砂のビーチ 八重山諸島は何度も訪ねているが、本島の西100キロの久米島は訪ねたことがなかった。 泊港からフェリーに乗り、渡名喜島を経由して3時間半。兼城港におりるとがらんとした待合室と小さな土産物屋があるだけ。バス停も見あた... -
01旅行記
戦争で壊滅した沖縄の城跡 21世紀もつづく「戦後」
首里城は2019年10月の火災で正殿や北殿など9施設が全焼した。その後、どうなっているのだろう。 戦争を生き抜いた石畳 那覇市中心部から徒歩1時間、「金城町石畳道」の坂を歩いた。首里城から国場川の真玉橋までの官道だった「真珠道」の一部で、沖縄... -
04旅の料理
ゴーヤチャンプルーに2つの工夫
しょっぱい島豆腐 牧志の公設市場の近くで買った島豆腐は塩味がついていて醬油はいらない。島豆腐は、海水やにがりで凝固させているからだ。 本土の豆腐は、大豆をすりつぶして煮てからしぼるのに対し、島豆腐は、しぼってから煮るという作り方のちがい... -
01旅行記
沖縄料理の特徴は……料理教室で勉強
最近、福島の農家の料理を教えてもらって、その特徴がおぼろげながら見えてきた。 沖縄料理の特徴ってなんだろう? 「よんなーフード」という料理教室に参加してみることにした。 庶民の台所 朝、先生と待ち合わせ、牧志の公設市場を案内してもらっ... -
01旅行記
最高の沖縄そばは
¥ 沖縄に来たら沖縄そば。そばといっても原料はそばではない。 今回最初に食べたのは残波岬の手前の「御菓子御殿」という施設にある「花笠」という食堂だった。 ラフテー(三枚肉=ばら肉)と、ソーキ(スペアリブ)と軟骨部分のソーキの3種類の肉...
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