03京都ボヘミアン物語– category –
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03京都ボヘミアン物語
京都ボヘミアン物語⑨「婚前交渉は許さん」正義の男はあっさり転向
曼殊院前にあったセージの下宿 会話ができないのは中身がないからや 入学してボヘミアンにはいった直後、真如堂の境内のうすぐらい下宿にすむ2回生のツルから「読書会をやれへん?」とさそわれた。ぼくは世界の人間を幸せにする小説家になろうと本気でお... -
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京都ボヘミアン物語⑧バブル前夜、もてないくんの壁はチークタイム
「中2でファーストキス」計画 小学6年のとき、畑正憲の「ムツゴロウの無人島記」や「ムツゴロウの動物王国」に夢中になった。中学生になると「ムツゴロウの青春記」「結婚記」をよんだ。 ムツゴロウさんは中学2年のとき、のちに奧さんになる人とつきあ... -
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京都ボヘミアン物語⑦必須スキルはヒッチハイク
所持金めぐり5時間論争 当時のボヘミアンは女人禁制だったが、それ以外は入会資格の制限はない。ただし、これができなればボヘミアンをつづけられない、という必須スキルがあった。 ヒッチハイクだ。 道端で親指をたて、車にのせてもらうあの技術だ。... -
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京都ボヘミアン物語⑥ティッシュがころがる霊界の入口
「大文字キャンプ」はあとでふりかえっても異様なもりあがりだった。 たき火の真っ赤な火をみていると、ついつい本音をもらしてしまう。ときに涙をながしながら悩みや不安を吐露してしまう。酒に酔って、肩をくみ、歌をうたって、また酒をあおり、そして... -
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京都ボヘミアン物語⑤春歌は民衆のエネルギーの源
「定番のふたつの猥歌」をネットにのせたら、「なつかしい!」「こんな歌もあったぞ」「その歌詞はまちがっとる!」「それを公開するのはまずいんちゃう?」といった反響がぞくぞくとよせられた。 なぜ猥歌・春歌の話になると、いい年こいたおっさんが、... -
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京都ボヘミアン物語④定番のふたつの猥歌
同志社の女の子は高嶺の花 大文字キャンプ以来、卒業までに100回以上うたうことになるのが、春歌とか猥歌とよばれる替え歌だ。なかでも以下のふたつは定番だった。 ヨサホイ節 ひとつは「ヨサホイ節」。たぶん全国でうたわれている。大正時代に元歌が... -
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京都ボヘミアン物語③「内ゲバ」がこわくて寮を脱出
初のイッキで初のゲロ 吉田寮 大学に入学したはいいけど、なにをしたらよいかわからなかった。 テニスサークルのミーハーなのりとはあわないし、テニスをするカネもない。世界を変革する小説をかくつもりだけど、その前に、女の子との出会いはほしい。... -
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京都ボヘミアン物語②新歓シーズン、女子大生ではなく怪しい人ばかり寄ってくる……
大人びた寮の面接官に不安がつのる 高校まですごした埼玉から京都にきて、まずは大正時代にたてられた木造の吉田寮に入寮することにした。カネもないし、それが当然とおもっていた。たしか寮費は月300円程度だった。 入寮希望者は面接をうけなければな... -
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京都ボヘミアン物語①狂乱の大文字の宴
今から30数年前、京都に小さなアウトドアサークルが誕生しました。それが今も生きのこっていて「変態サークル」といわれているらしいのです。今や老舗となったサークル創生期をしるしておくことにしました。問題行動も散見されますが、はるか昔の話とし...