03京都ボヘミアン物語– category –
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03京都ボヘミアン物語
京都ボヘミアン物語⑲破壊力抜群の失恋騒動
祇園祭り 2010年ごろ 実践ゼロの恋愛至上主義 中学1年で畑正憲の「ムツゴロウの青春記」をよんでから、恋愛小説をかたっぱしから手にした。愛する人といっしょなら、家出をしてどこか遠い町でくらしてもよい。愛さえあれば、どんな苦労ものりこえられ... -
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京都ボヘミアン物語⑲マニラ 革命と詐欺と売春の洗礼
1998年撮影 薄っぺらな正義感は目をくもらせる シーサンパンナ州の中心都市、景洪からは宮本さんという長期旅行者としばらく行動をともにした。 何年も世界を旅し、アフリカ大陸を自転車で横断している。 移動の旅につかれると、ニューヨークなどに定... -
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京都ボヘミアン物語⑰メコンの村の小さな恋の物語
ユーラシア大陸を放浪した高校教師 浦和高校に長嶋猛人先生という名物教師がいた。 彼の授業は、江戸時代の寺子屋のように漢文の素読からはじまった。 子曰、學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎(子いわく、学びて時にこれを習う、またよ... -
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京都ボヘミアン物語⑯恥かくために都大路を駆ける「マラソン」
▽「街ブラ」番組をまねたマラソン企画 寒くなるとひまになる。ひまになると妄想がふくらみ、「ミイラ男」のようなわけのわからぬイベントがうまれがちだ。 12月にはもうひとつ大イベントがあった。「ボヘマラソン」。1984年の第1期から86年の第3期まで3... -
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京都ボヘミアン物語⑮師走の都にミイラ男
学祭の「11月祭」がおわると京大北部構内の銀杏並木は真っ黄色にそまる。はらりはらりと落ちる葉に憂いをふかめ、春からのばかばかしくも騒々しい日々から身をひいて、ひとり静かに図書館でページをめくる……。 なんて殊勝なことになるわけがないのであ... -
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京都ボヘミアン物語⑭幻の映画「イーガー皇帝の逆襲」
各自の下宿のライトをもちよって照明に ボヘミアンの対立軸 夏がすぎ、秋が深まると「11月祭」にむけての準備がはじまる。 1985年は前年につづいて映画を制作することになった。タイトルは「つむじまがりぶる~す」。 当時人気の高級クーペのトヨタ「... -
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京都ボヘミアン物語⑬主食はパンの耳、ふるまい料理は白菜シーチキン鍋
冷蔵庫で服やタオルを冷やす 四畳半の下宿 後ろの布はチベットで買った バブル前夜の好景気で、ワンルームマンションが増えていたけど、ボヘミアンのメンバーはほとんどが昔ながらの下宿だった。 ぼくの毎月の収入は親からの仕送り2万円と奨学金2万70... -
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京都ボヘミアン物語⑫サバイバル㊦開き直った脱走犯
マムシの恐怖、1回生4人の決意 サバイバル3日目。木こりの小屋から文覚窟の岬にむかう途中の川沿いにマムシがあらわれた。 大騒ぎのナタでしとめ、蒲焼きにしてたべた。 マムシの出現にタケダとシモザキ、トダ、シオモトの4人の1回生は青ざめた。 そ... -
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京都ボヘミアン物語⑪サバイバル㊥丁稚は「伝説の海人」へ、カリスマ隊長は奴隷に
隠岐・島前の西ノ島の文覚窟 京都からヒッチハイクで島根県美保関町(2005年から松江市)の七類港へ。そこからフェリーで2時間半かけて隠岐・島前の西ノ島にある浦郷港におりた。漁船をチャーターして、焼火山(452メートル)のすぐ下の入り江にむかった... -
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京都ボヘミアン物語⑩サバイバル㊤みそをめぐる10時間論争
「最低限の食料」で路線対立が浮き彫り ボヘミアンの最大のイベントは8月のサバイバルだ。前年の最初のサバイバルは鹿児島だった。2回目はどうするか? 6月中旬、場所の選定からはじまる。 標高300メートルをこえる山があれば、その谷には水があるはず...