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福島の有機の里で⑩原点は青年団 脱出稼ぎは「有機農業だっぺ」
有機農業でまちおこしをしてきた旧東和町(二本松市)にとって、福島第一原発事故による放射能汚染は致命的に思えた。だが菅野正寿さん(1958年生まれ)ら地域のリーダーたちは「耕して種をまこう」「出荷制限されたら、損害賠償を請求しよう」と耕作を... -
福島の有機の里で⑨ソーラーシェアリング 安全な電気も「収穫」する農業
大規模太陽光発電に違和感 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 福島県二本松市の二本松有機農業研究会は2012年から計6回、フィリピン・ネグロス島や東チモールの住民を支援する東京のNGOと協力して「福島百年未来塾」という勉強会をひらいた。そのなかで、農業にか... -
元祖UFO伝説の磐船神社と、隕石の落ちた星田妙見宮 宇宙とつながるパワースポット
トンネルから出現する天野川 京阪交野線の終着私市(きさいち)駅におりて、生駒山系の谷にわけいる国道168号をたどった。この道は、北河内と奈良盆地をむすび、古来「磐船街道」とよばれてきた。50分ほど天野川の谷をさかのぼると、国道の「新磐船トン... -
本物のボヘミアンがつどう宿 ニカラグア「マンゴー荘」の青春譚⑤
正義の社会派クリスチャン、実態は…… 個性豊かな旅行者がつどうマンゴー荘だが、家主の丸山さんも負けていなかった。 丸山さんはニカラグアにくる前、愛知県で看護師をしながら、クリスチャンとして貧しい人たちをたすけようと、路上生活者の支援活動に... -
本物のボヘミアンがつどう宿 ニカラグア「マンゴー荘」の青春譚④
非常識おぼっちゃま早大生 グアテマラの古都アンティグア ぼくは北の国境からニカラグアに入国する前、グアテマラの古都アンティグアでスペイン語学校に2週間かよった。 下宿先では、大学の同学年のスズキがいっしょだった。 日本人のたまり場になって... -
本物のボヘミアンがつどう宿 ニカラグア「マンゴー荘」の青春譚③
ミスキート民族の反政府ゲリラの新兵の訓練 「平穏」に退屈してゲリラさがしへ 傭兵志望だったカトーさんと同様、クロダさんもサンディニスタ革命にひかれたわけではない。純粋に「戦争」への興味から中米にきていた。サンディニスタよりも右派ゲリラの... -
本物のボヘミアンがつどう宿 ニカラグア「マンゴー荘」の青春譚②
協同農場の夢と現実 アジアを旅するとき、タイやパールでは繊細でやさしい人が多くてホッとすることができた。一方インドは、押しが強くてずるがしこいやつが多くてうっとうしかったが、なぜかくせになる魅力があった。 中米では、エルサルバドル人はま... -
本物のボヘミアンがつどう宿 ニカラグア「マンゴー荘」の青春譚①
京大のアウトドアサークル「ボヘミアン」で沖縄をのぞく日本全国をヒッチハイクでまわり、チベットなどでは少数民族のムラをたずねた。次は「戦争」を自分の目でみたくなった。当時は中東のイラン・イラク戦争と、中米ニカラグアとエルサルバドルの内戦... -
関東大震災を通じて現代を浮き彫りにする社会派ホラー 映画「福田村事件」<森達也監督>
1923(大正12)年の関東大震災直後の9月6日、千葉県福田村で、在郷軍人会にあおられた村民たちが、香川の被差別部落からきた薬の行商人9人を殺害した事件をもとに、森達也監督がつくりだした活劇。 朝鮮での教員時代に朝鮮人虐殺現場にかかわって傷つい... -
やっとわかった、原発と共通する「ゲノム編集」のこわさ 「ゲノム編集魚を考える」京都市民集会
最近たまに話題にのぼるゲノム編集の魚やトマト。なんとなく気持ち悪いけれど、なにが問題なのか、遺伝子組み換え(GMO)となにがちがうのか知りたくて、9月23日に京都でひらかれた集会に顔をだした。 基調講演は安田節子さん、第2部は天笠啓佑さんと河...