fujiman– Author –
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04旅の料理
大根ひきな炒り 浅葱酢みそあえ
大根ひきな炒り 野菜がとぼしい冬の食卓は大根と白菜がつづく。千切りの大根を炒ることで量が減ってたっぷりたべられる。ごはんにのせても、餅にからめてもおいしい。 ▽材料(4人分)・大根 中1/2本・タカノツメ輪切り 1本分★醤油・みりん・酒 各大さ... -
福島有機
福島の有機の里で⑧農閑期がない平地の有機農家
大根は土中で白菜は藁につつんで保存 2022年2月末、阿武隈山地の布沢集落の朝は、道路の雪があちこちでカチンコチンに凍っていたが、阿武隈川沿いにひろがる盆地の二本松市街までくだると雪はほぼ消えた。正面にそびえる安達太良山の乳首のような頂上は... -
福島有機
福島の有機の里で⑦保存食と餅づくり 牛糞は堆肥に
凍てつく阿武隈山地 冬の野菜は大根、白菜、芋がら…… 太平洋岸のいわき市は2月末というのに気温15度。コートを着ると汗ばむほどだ。映画「フラガール」では、粉雪が舞う寒々しい常磐炭鉱をうつしていたが、福島の太平洋側・浜通の冬はおだやかな晴天が... -
熊野古道
「餅つかぬ里」の正月料理「ぼうり」
熊野古道から3キロ谷をさかのぼった小川集落 大塔宮さんへの罪 「餅つかぬ里」があると聞きいた。旧大塔(おおとう)村(田辺市)の中心部から富田川の支谷を東へ3キロさかのぼった、小川という20軒ほどの集落だ。 宮越明治さん(1930年生まれ)が幼い... -
この町に住んでみた
無言館 戦没した美学生の絵がしめす「希望」
飛騨高山を後にして、東にむかった。別所温泉にむかう途中、「無言館」をみつけた。あっ、こんなところにあったんだ……。 木立のなかにコンクリートうちっぱなしの建物がたっている。正面の小さな扉をはいると、なかは十字型になっており、ひんやりとし... -
この町に住んでみた
飛騨高山に1週間住んでみた⑥酒蔵めぐり
高山市は平成の合併で2005年に周辺9町村と合併して日本一ひろい市となった。面積2177.61平方キロメートルは大阪府や香川県よりひろく、東京都に匹敵する。そこに8万4000人がすんでいる。 旧高山市の旧市街には酒蔵が7つもある。これほど酒蔵が密集する... -
この町に住んでみた
飛騨高山に1週間住んでみた⑤分水嶺の神はまつろわぬ山岳民族
下呂温泉と飛騨川 ゲロのバター、ゲロの牛乳…… 室町時代の禅僧・万里集九や江戸時代の儒学者・林羅山が、有馬と草津(群馬)とならんで「日本三名泉」とよんだ下呂温泉をたずねることにした。 ゲロという名の印象で、子どものころから興味があったが、町... -
この町に住んでみた
飛騨高山に1週間住んでみた④さるぼぼは古い都の習慣?
さるぼぼと身代わり申 高山はサルをかたどった布製の人形「さるぼぼ」だらけ。土産物屋には「さるぼぼ」グッズがならび、お堂にもつるされている。「ぼぼ」とは飛騨の方言で赤ん坊という意味らしい。 JR高山駅から徒歩5分の飛騨国分寺は、室町時代の本... -
04旅の料理
ざくざく
福島県二本松市の農家の大内さん宅でごちそうになった汁。 見た目はけんちん汁のよう。細かく刻んだ椎茸やごぼう、大根など野菜たっぷり。畑でとれたばかりの里芋は舌の上でとろける。野菜と昆布と煮干しのだしが溶け出して滋味豊か。 煮物に使った里... -
この町に住んでみた
飛騨高山に1週間住んでみた③多彩な食文化を一覧できる朝市
カブや大根は焼畑の味 高山には宮川沿いと高山陣屋前の2カ所で、毎日「朝市」がひらかれる。 能登半島の輪島の朝市は海産物が豊富だが、高山の朝市は野菜や果物がたのしい。 宮川の朝市で最初に目にとびこんだのは、赤かぶや大根の漬物だ。土産物店で...